安岡　専門学校を卒業してから、大手のカーショップに勤務していました。カーショップはユーザーの方とのコミュニケーションもあり、楽しいのですが、車検やオイル交換などが主で、分解整備など、車の奥深いところの整備を手掛けることがあまりありませんでした。

宮崎　カーショップは買い物ついでに気軽に車をみてもらおうという雰囲気ですからね。

安岡　台数をこなすことも楽しかったのですが、やはりもっと奥深く関わりたい、メカニックとしての仕事で自分を高めたい、と思い大旺機械に就職しました。

宮崎　僕は、やはり父の影響でしょうか。父がお客さまに喜んでもらっている姿を見て、「ああ、人のために役立っていることが実感できるな。」と思ったので、じっくり整備の仕事に向き合える整備専門の工場に勤めたいな、と思って大旺機械を希望し、就職しました。　

安岡・宮崎　え～？なんだろう？

安岡　お客様の大切な車をお預かりして、整備することは、とても責任のあることなので、メカニックの仕事そのものが大変だと思うのですが、どんな仕事も同じだろうし、何を大変って言えばいいだろうね。（笑）

宮崎　毎日「大変だな～」と思うことは大なり小なりあるけれど、結構スタッフ同士で話したり、相談したりすると忘れてしまいますね。職場の雰囲気は明るく、先輩や上司も面白い方ばかり。だから仕事の悩みをくよくよ持ち越したりしませんね。

安岡　大旺機械にはメカニック歴25年という大ベテランの先輩も居ます。先輩たちも僕たちが困っていることに対しては「自分たちが通ってきた道」だから、共感してもらいながら、「じゃあこうすればいい」とアドバイスをくれるので、話がしやすい雰囲気ですよ。

宮崎　そうですね。お客様の車をきちんと整備して、気持ちよく乗ってもらいたいということが共通認識なので、そこに向かって自然に協力しあえる雰囲気がありますね。　

安岡　もともとメカニックになりたかったので、それだけで楽しいのですが、あえて言うなら、さらに器用になったことかな（笑）。トラックのシートは木でできているのですが、その構造に興味が湧いて、見よう見まねでイスをつくってしまいました（笑）。休憩時間の憩いのコーナーベンチとして活用しています。

宮崎　たしかに、器用になりますね。整備に使う工具を手作りしたりもします。市販の工具では「痒い所に手が届かない」なあ、と感じたらいろいろ工夫して工具の改良型を作ったりしますよ。複雑に入り組んだところにある部品をストレスなく外したり取付たりするために、持ち手をL字にしたり、2つの工具を繋げて、効率化を図ったりしています。

安岡　得意の足回りとシャシの整備をもっともっと極めたいですね。また、お客様とのコミュニケーションも積極的に行って、車の調子や困りごとについていろいろ聞きたいですね。自分の技術をお客様の喜びに活かしたいです。

宮崎　僕はなんだろう？

安岡　もうすぐ検査員資格受けるんやろ？

宮崎　そうそう。メカニックの仕事は多岐に渡りますが、車検に関する業務は多いです。車検は、「自動車検査員」という国家資格を持つ技術者による検査が義務付けられています。たくさんのお客さまの役に立てるために、この資格は絶対取得したいですね。